2015年度(平成27年度)常設映画館数|都道府県ランキング

映画は文化・エンターテイメントの一部として、多くの人々に楽しまれています。2015年度の常設映画館数(人口100万人当たり)ランキングでは、福岡県が全国トップの35.9館を記録しました。続いて、**熊本県(31.4館)**が2位に入り、九州エリアがランキングの上位を独占しています。この結果から、九州地方では映画文化が根強く、地域の人々に愛されていることが伺えます。
ランキング基準の説明
2015年度(平成27年度)都道府県別、常設映画館数(人口100万人当たり)ランキング:
ランキング | 都道府県名 | 指標値(館) |
---|---|---|
– | 全国 | 11.7 |
1 | 福岡県 | 35.9 |
2 | 熊本県 | 31.4 |
3 | 鳥取県 | 22.7 |
4 | 東京都 | 22.6 |
5 | 長崎県 | 20.3 |
6 | 広島県 | 20.0 |
7 | 香川県 | 18.4 |
8 | 福井県 | 16.5 |
9 | 愛媛県 | 15.2 |
10 | 岩手県 | 14.1 |
11 | 青森県 | 13.8 |
12 | 三重県 | 13.8 |
13 | 高知県 | 13.7 |
14 | 長野県 | 13.3 |
15 | 大分県 | 12.9 |
16 | 秋田県 | 12.7 |
17 | 兵庫県 | 12.1 |
18 | 山口県 | 11.4 |
19 | 群馬県 | 11.1 |
20 | 静岡県 | 10.5 |
21 | 茨城県 | 10.3 |
22 | 北海道 | 10.0 |
23 | 山形県 | 9.8 |
24 | 沖縄県 | 9.8 |
25 | 栃木県 | 8.6 |
26 | 滋賀県 | 8.5 |
27 | 和歌山県 | 8.3 |
28 | 鹿児島県 | 7.9 |
29 | 福島県 | 7.3 |
30 | 佐賀県 | 7.2 |
31 | 宮崎県 | 7.2 |
32 | 石川県 | 6.9 |
33 | 愛知県 | 6.9 |
34 | 京都府 | 6.9 |
35 | 大阪府 | 6.9 |
36 | 神奈川県 | 6.6 |
37 | 徳島県 | 6.6 |
38 | 山梨県 | 6.0 |
39 | 岐阜県 | 5.9 |
40 | 島根県 | 5.8 |
41 | 宮城県 | 5.6 |
42 | 千葉県 | 5.6 |
43 | 新潟県 | 5.6 |
44 | 岡山県 | 5.2 |
45 | 富山県 | 4.7 |
46 | 奈良県 | 4.4 |
47 | 埼玉県 | 4.1 |
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次のリンクから確認できます。
都道府県別 2015年度(H27年度) | 公民館数|図書館数|博物館数|青少年教育施設数|常設映画館数|社会体育施設数|多目的運動広場数| |
2014年度(H26年度) | <講座数> 青少年学級|成人一般学級|女性学級|高齢者学級| |
2016年度(平成28年度) | <年間行動者率> ボランティア活動|スポーツ|旅行・行楽|海外旅行| <その他> 客室稼働率|一般旅券発行件数| |
都市圏での映画館の集中と地方での健闘
福岡県や熊本県のような九州の主要都市では、ショッピングモール内のシネマコンプレックスなど、多様な映画体験が提供されており、地域住民のエンターテイメントの場として機能しています。また、鳥取県(22.7館)や福井県(16.5館)などの地方都市でも、人口当たりの映画館数が多く、住民が映画を楽しむ文化が根付いていることがわかります。
都市部と地方のバランス
首都圏では、東京都が4位(22.6館)にランクインしましたが、埼玉県(4.1館)、神奈川県(6.6館)、千葉県(5.6館)などは全国平均を下回る結果となりました。これは、首都圏では一部の大型映画館に観客が集中する傾向があり、人口当たりの映画館数が相対的に少なくなることが影響しています。一方で、地方では地域ごとにバランス良く映画館が配置されており、身近に映画を楽しめる環境が整っています。
地域における文化施設としての映画館の役割
地方の映画館は、単なる娯楽の場にとどまらず、地域文化の発信拠点としても機能しています。地元の映画やドキュメンタリーの上映、映画祭の開催など、地域コミュニティと連携した活動が行われ、住民にとって身近な文化施設としての役割を果たしています。このような映画館の存在は、地域の活性化にも寄与し、映画を通じて地域社会を豊かにしています。
今後の展望
都市部と地方の映画館の配置バランスや、地域ごとの映画文化の特徴は、それぞれ異なる課題と可能性を秘めています。地方都市では、今後も地域住民に愛される映画館の維持・発展が求められます。一方、都市部では、デジタル配信サービスの普及により、映画館がどのように存在意義を保つかが問われています。映画を通じて文化や人々の交流を促進し、より豊かな地域社会の形成に貢献するための取り組みが、今後ますます重要になるでしょう。