2015年度(平成27年度)公民館数|都道府県ランキング

2024年9月29日統計データから読む,総務省

公民館は地域住民の交流や学習、文化活動の拠点として重要な役割を果たしています。2015年度のデータでは、全国平均で人口100万人当たり111.5館の公民館が設置されており、地域ごとにその数には大きな差があります。


ランキング基準の説明

都道府県別の公民館数ランキングを紹介し、それぞれの特徴について掘り下げます。

2015年度(平成27年度)都道府県別、公民館数(人口100万人当たり)ランキング:

統計でみる都道府県のすがた2018/G文化・スポーツ/総務

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都道府県別
2015年度(H27年度)
公民館数図書館数博物館数青少年教育施設数常設映画館数社会体育施設数多目的運動広場数
2014年度(H26年度)<講座数>
青少年学級成人一般学級女性学級高齢者学級
2016年度(平成28年度)<年間行動者率>
ボランティア活動スポーツ旅行・行楽海外旅行
<その他>
客室稼働率一般旅券発行件数
統計でみる都道府県のすがた2018/G文化・スポーツ/総務省
都道府県別
2015年度(H27年度)
労働力人口比率(男性)
統計でみる都道府県のすがた2018/G文化・スポーツ/総務省

ランキングの概要

全国平均の公民館数は100万人当たり111.5館ですが、長野県が最も多く724.2館、次いで山梨県が585.7館となっており、地域によって大きな違いが見られます。都市部と地方部で大きな差があり、地方部では住民の学習や文化活動を支えるための施設として、公民館の設置が充実しています。

上位都道府県の分析

1位:長野県(724.2館)

長野県は全国平均を大きく上回り、100万人当たり724.2館という圧倒的な公民館数を誇っています。山間部が多く、地域ごとのコミュニティを支えるために、公民館が重要な役割を担っています。

2位:山梨県(585.7館)

山梨県も長野県に続き、高い公民館数を記録しています。特に地域住民の文化活動や生涯学習の場として公民館が活発に利用されており、住民のニーズに応えています。

3位:山形県(438.7館)

山形県は東北地方の中で最も多くの公民館を有し、地域住民の学習活動やイベントの拠点となっています。人口に対する公民館の数が多いことで、住民が気軽に集まりやすい環境が整っています。

4位:徳島県(427.4館)

四国地方では徳島県が最も多く、公民館を設置しています。山間部や過疎地域が多く、地域住民が交流しやすいように公民館が点在していることが特徴です。

5位:秋田県(342.1館)

秋田県では公民館が地域の文化活動の中心となっており、高齢者の生涯学習の場としても利用されています。地域密着型の公民館が多く、住民の交流の場として機能しています。

カテゴリ別のランキング

都市部と地方部の比較

都市部では公民館の設置数が少なく、東京都はわずか6.1館で最下位です。一方、地方部では人口密度が低いため、住民同士の交流や学習の場として公民館の役割が重要視されています。

公民館の役割と地域ごとの利用状況

公民館は学習活動や文化活動、地域イベントの会場として利用されることが多く、特に地方部では住民の生活の一部として定着しています。地方自治体は、地域振興の一環として公民館を活用し、コミュニティ活動を推進しています。

将来の展望

少子高齢化が進む中、地方部では公民館の維持や活用が課題となっています。今後は、デジタル化やオンライン学習の導入など、時代に合わせた新しい公民館の在り方が求められます。

まとめ

2015年度の都道府県別公民館数ランキングから、各地域の文化活動や学習環境の違いが明らかになりました。公民館は地域社会を支える重要な施設であり、住民のニーズに応じた運営が求められています。今後も公民館の役割に注目し、地域活性化の一助として活用されることを期待します。


参考サイト