2016年度(平成28年度)男性パートタイムの給与(1時間当たり)|都道府県ランキング

近年、パートタイムの労働者数は増加しており、その給与水準も社会的な関心を集めています。特に、男性パートタイム労働者の時給は地域によって大きな差があります。
ランキング基準の説明
2016年度(平成28年度)の都道府県別の男性パートタイムの給与をランキング形式で紹介し、その背景や要因を考察します。
2016年度(平成28年度)都道府県別、男性パートタイムの給与(1時間当たり)ランキング:
ランキング | 都道府県名 | 指標値(円) |
---|---|---|
– | 全国 | 1,134 |
1 | 東京都 | 1,309 |
2 | 茨城県 | 1,234 |
3 | 大阪府 | 1,214 |
4 | 愛知県 | 1,186 |
5 | 徳島県 | 1,174 |
6 | 京都府 | 1,173 |
7 | 静岡県 | 1,168 |
8 | 千葉県 | 1,164 |
9 | 神奈川県 | 1,156 |
10 | 埼玉県 | 1,155 |
11 | 富山県 | 1,125 |
12 | 三重県 | 1,122 |
13 | 群馬県 | 1,117 |
14 | 山口県 | 1,116 |
15 | 香川県 | 1,115 |
16 | 石川県 | 1,110 |
17 | 岐阜県 | 1,109 |
18 | 兵庫県 | 1,093 |
19 | 栃木県 | 1,087 |
20 | 滋賀県 | 1,080 |
21 | 広島県 | 1,078 |
22 | 山梨県 | 1,076 |
23 | 和歌山県 | 1,072 |
24 | 愛媛県 | 1,064 |
25 | 福井県 | 1,054 |
26 | 岡山県 | 1,051 |
27 | 山形県 | 1,048 |
28 | 長野県 | 1,046 |
29 | 新潟県 | 1,044 |
30 | 青森県 | 1,041 |
31 | 岩手県 | 1,034 |
32 | 奈良県 | 1,034 |
33 | 宮城県 | 1,026 |
34 | 島根県 | 1,012 |
35 | 熊本県 | 1,012 |
36 | 高知県 | 1,010 |
37 | 福岡県 | 1,010 |
38 | 福島県 | 1,008 |
39 | 北海道 | 992 |
40 | 鹿児島県 | 992 |
41 | 大分県 | 974 |
42 | 長崎県 | 965 |
43 | 鳥取県 | 956 |
44 | 佐賀県 | 956 |
45 | 宮崎県 | 955 |
46 | 秋田県 | 943 |
47 | 沖縄県 | 858 |
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次のリンクから確認できます。
都道府県別 2015年度(H27年度) | 労働力人口比率(男性)|労働力人口比率(女性)| 第1次産業就業者比率(対就業者)|第2次産業就業者比率(対就業者)|第3次産業産業就業者比率(対就業者)| 完全失業率|雇用者比率|県内就業者比率|他市区町村への通勤者比率|他市区町村からの通勤者比率|就職率|有効求人倍率|就職充足率|パートタイム就職率|中高年齢就職者比率|中高年齢者就職者比率|高齢就業者割合| |
同上 2016年度(H28年度) | 高齢一般労働者割合| |
同上 2015年度(H27年度) | 身体障害者就職者比率|高卒者に占める就業者の割合|高卒者に占める県外就業者の割合|高等学校新規卒業者の求人倍率|大学卒業者に占める就業者の割合|大学新規卒業者の無業者率| |
同上 2012年度(平成24年度) | 転職率|離職率|新規就業率|就業異動率| |
同上 2016年度(平成28年度) | 実労働時間数(男)|実労働時間数(女)|男性パートタイムの給与|女性パートタイムの給与|男性パートタイム労働者数|女性パートタイム労働者数|高等学校新規卒業者初任給(男)|高等学校新規卒業者初任給(女)| |
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ランキングの基準
本ランキングは、男性パートタイム労働者の1時間当たりの平均給与を基に作成されています。時給は労働条件や雇用形態によって異なるため、各都道府県の産業構造や生活コスト、需要と供給のバランスを反映しています。
上位5都道府県の詳細
- 東京都(1,309円) 東京都は、全国で最も男性パートタイムの時給が高い県です。生活コストが高いため、賃金も高く設定されています。また、多くの企業が本社を構え、パートタイム労働者の需要も非常に高いことが影響しています。
- 茨城県(1,234円) 茨城県は、東京都に近接しており、通勤圏内であることから時給が高めに設定されています。また、製造業や物流業が盛んで、これらの業種でのパートタイム労働者の需要が賃金に反映されています。
- 大阪府(1,214円) 大阪府は、関西の中心都市として商業施設やサービス業が発展しています。多くのパートタイム労働者が従事しており、時給も全国平均を上回っています。
- 愛知県(1,186円) 愛知県は、製造業の中心地であり、特に自動車産業に関連するパートタイムの仕事が多くあります。技術職や専門職に近い仕事が含まれるため、時給が高めに設定されています。
- 徳島県(1,174円) 徳島県は、地方都市でありながら、賃金水準が高いのが特徴です。サービス業や製造業における労働者の不足が賃金上昇の要因と考えられます。
中位層の動向
全国平均(1,134円)に近い都道府県としては、兵庫県(1,093円)や栃木県(1,087円)、**滋賀県(1,080円)**などが挙げられます。これらの地域では、製造業や小売業など、比較的安定したパートタイムの仕事が多く、給与水準も平均的です。
労働時間が低い都道府県
一方で、男性パートタイム労働者の時給が最も低いのは**沖縄県(858円)です。沖縄県では、観光業が中心であり、労働需要が高いものの、他の地域と比べて賃金が低く設定されがちです。また、次いで秋田県(943円)や宮崎県(955円)**といった地方都市も時給が低い水準にあります。これらの地域では、経済規模や産業構造の違いが大きく影響しています。
カテゴリ別ランキングの考察
- 都市部と地方の賃金格差 都市部では、生活コストが高く労働力需要も強いため、時給が高くなる傾向にあります。一方で、地方では賃金が低い地域が多く、経済活動の規模や雇用機会の違いが背景にあります。
- 産業別の時給格差 製造業や専門職に近い仕事が多い地域では、時給が高くなる傾向があります。逆に、サービス業や観光業が中心の地域では、労働需要が高くても時給は低くなりがちです。
まとめと今後の展望
全国的にパートタイム労働者の賃金が注目される中、地域間の格差を解消するためには、地方経済の活性化や労働条件の改善が求められます。また、今後の労働市場の変化に伴い、パートタイム労働者の給与水準がどのように変化していくのか、引き続き注目していきたいと思います。
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