2014年度(平成26年度)中学校教育費(生徒1人当たり)|都道府県ランキング

2014年度(平成26年度)の中学校教育費(生徒1人当たり)のデータが発表されました。全国平均は1,072,523円であり、都道府県ごとの教育費には大きな差が見られます。
もくじ
ランキング基準の説明
教育費が高い都道府県から低い都道府県まで、ランキング形式でその背景や特徴を分析します。
2014年度(平成26年度)都道府県別中学校教育費(生徒1人当たり)ランキング:
ランキング | 都道府県名 | 中学校教育費(円) |
---|---|---|
– | 全国 | 1,072,523 |
1 | 高知県 | 1,611,710 |
2 | 鳥取県 | 1,495,510 |
3 | 山形県 | 1,445,357 |
4 | 島根県 | 1,442,149 |
5 | 秋田県 | 1,386,470 |
6 | 北海道 | 1,363,249 |
7 | 新潟県 | 1,358,378 |
8 | 香川県 | 1,345,935 |
9 | 岩手県 | 1,335,097 |
10 | 佐賀県 | 1,315,689 |
11 | 福島県 | 1,293,457 |
12 | 青森県 | 1,274,421 |
13 | 徳島県 | 1,271,282 |
14 | 福井県 | 1,193,821 |
15 | 山口県 | 1,187,872 |
16 | 大分県 | 1,187,469 |
17 | 鹿児島県 | 1,186,899 |
18 | 東京都 | 1,186,782 |
19 | 長崎県 | 1,181,801 |
20 | 茨城県 | 1,169,885 |
21 | 和歌山県 | 1,163,993 |
22 | 山梨県 | 1,162,754 |
23 | 岡山県 | 1,162,538 |
24 | 長野県 | 1,150,016 |
25 | 愛媛県 | 1,143,765 |
26 | 群馬県 | 1,134,571 |
27 | 宮崎県 | 1,131,743 |
28 | 石川県 | 1,107,005 |
29 | 宮城県 | 1,099,177 |
30 | 熊本県 | 1,097,839 |
31 | 栃木県 | 1,097,254 |
32 | 三重県 | 1,080,901 |
33 | 富山県 | 1,079,325 |
34 | 京都府 | 1,047,929 |
35 | 千葉県 | 1,042,198 |
36 | 滋賀県 | 1,026,483 |
37 | 広島県 | 1,016,899 |
38 | 福岡県 | 1,010,299 |
39 | 奈良県 | 1,000,599 |
40 | 岐阜県 | 984,180 |
41 | 大阪府 | 983,451 |
42 | 兵庫県 | 936,893 |
43 | 沖縄県 | 936,398 |
44 | 埼玉県 | 895,393 |
45 | 静岡県 | 873,339 |
46 | 神奈川県 | 837,412 |
47 | 愛知県 | 834,705 |
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次のリンクから確認できます。
都道府県別 2016年度(H28年度) | <対人口> 小学校数|中学校数|高等学校数|幼稚園数|保育所等数 <対可住地面積> 小学校数|中学校数|高等学校数| <対教員> 小学校女子教員割合|中学校女子教員割合 小学校児童数|中学校生徒数|高等学校生徒数|幼稚園在園者数|保育所等在所児数 <対生徒数> 公立高等学校生徒比率|公立幼稚園在園者比率|公営保育所等在所比率 <1学級当たり> 小学校児童数|中学校生徒数| |
同上 2015年度(H27年度) | 幼稚園教育普及度|保育所等教育普及度 不登校による小学校長期欠席児童比率|不登校による中学校長期欠席生徒比率 中学校卒業者の進学率|高等学校卒業者の進学率 |
同上 2016年度(H28年度) | 大学数(対人口)|出身高校所在地県の大学への入学者割合|大学収容力指数 <対人口> 短期大学数|専修学校数|各種学校数 |
同上 2010年度(H22年度) | 最終学歴が小学・中学卒の者の割合|最終学歴が高校・旧中卒の者の割合|最終学歴が短大・高専卒の者の割合|最終学歴が大学・大学院卒の者の割合 |
同上 2014年度(H26年度) | 小学校教育費|中学校教育費|高等学校教育費|幼稚園教育費 |
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ランキングの基準
ランキングは、生徒1人当たりの中学校教育費を基にしています。この数値は、各地域での教育に対する投資の規模や学校運営コスト、さらには地方自治体の教育支援政策が反映されています。
上位5都道府県の詳細
- 高知県(1,611,710円)
高知県が全国で最も高い中学校教育費を示しています。これは、県内の人口が少ないために1人当たりの教育コストが増加している可能性があり、さらに地方特有の交通費や施設維持費も大きく影響していると考えられます。 - 鳥取県(1,495,510円)
鳥取県もまた、地方特有の運営コストが高く、1人当たりの教育費が増加しています。教育施設の整備や遠隔地の学校運営が影響している可能性があります。 - 山形県(1,445,357円)
山形県は少子化の影響を強く受けており、1人当たりの教育コストが上昇しています。山間部や離島などの遠隔地における教育環境の維持も、コスト増加の要因とされています。 - 島根県(1,442,149円)
島根県は、人口が少ないために1校当たりの生徒数が少なく、それに伴って教育コストが高くなっています。また、地方ならではの交通インフラの不足も影響しています。 - 秋田県(1,386,470円)
秋田県も、少子化が進む中での教育インフラ整備に多額の費用がかかっています。地方の小規模な学校では、維持費が高くなることが教育費の増加につながっています。
中間層の動向
全国平均に近い数値を示す都道府県には、岡山県(1,162,538円)や山梨県(1,162,754円)、**和歌山県(1,163,993円)**などが含まれます。これらの地域では、地方と都市部のバランスが取れており、教育費も平均的な水準を示しています。
中学校教育費が少ない都道府県
一方、中学校教育費が少ない地域もあります。愛知県(834,705円)や神奈川県(837,412円)、**静岡県(873,339円)**は全国の中でも特に低い水準を示しており、都市部では学校運営の効率化が進んでいることや、1校あたりの生徒数が多いことが、教育費を抑えている要因と考えられます。
カテゴリ別ランキングの考察
- 地方 vs 都市部
地方では、人口が少ないために1人当たりの教育費が高くなりがちです。特に、山間部や離島の学校では維持費がかさむため、教育費が増加します。一方、都市部では学校運営の効率化が進み、1校あたりの生徒数が多いことから、1人当たりの教育費が抑えられています。 - 地域特有の要因
鳥取県や島根県などの地域では、交通インフラの不足や学校運営の困難さが教育費を押し上げています。一方、都市部ではインフラが整備されているため、教育費を比較的抑えやすい状況にあります。
まとめと将来の展望
2014年度のデータからは、地方と都市部で中学校教育費に大きな違いが見られることがわかります。地方では少子化に伴うコスト増加が課題となっており、効率的な学校運営が求められます。今後は、教育インフラの維持と効率化を両立させるための政策が重要となるでしょう。
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