2015年度(平成27年度)都道府県別農林水産業費割合(対歳出決算総額)ランキング

統計データから読む,総務省

農林水産業費は、農業、林業、水産業に関連する支出を指します。

この割合が高いほど、地方自治体がこれらの産業を重視していることを示しています。この記事では、2015年度(平成27年度)の都道府県別農林水産業費割合ランキングを詳しく解説し、各都道府県の農林水産政策の状況について考察します。


ランキング基準の説明

農林水産業費割合は、地方自治体の歳出決算総額に占める農林水産業費の比率を示しています。全国平均は4.49%で、これを基準に各都道府県の農林水産業費割合が比較されました。

2015年度(平成27年度)の都道府県別農林水産業費割合(対歳出決算総額)ランキング

統計でみる都道府県のすがた2018/D行政基盤/総務省

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都道府県別
2015年度(H27年度)
財政力指数実質収支比率地方債現在高の割合別経常収支比率自主財源の割合一般財源の割合投資的経費の割合地方税割合地方交付税割合国庫支出金割合住民税(人口1人当たり)固定資産税(人口1人当たり)課税対象所得(納税義務者1人当たり)
上記同様
(対歳出決算総額)
民生費割合社会福祉費割合老人福祉費割合児童福祉費割合生活保護費割合衛生費割合労働費割合農林水産業費割合商工費割合土木費割合警察費割合消防費割合教育費割合災害復旧費割合人件費割合扶助費割合普通建設事業費割合
上記同様
(人口1人当たり)
歳出決算総額民生費社会福祉費老人福祉費*1|児童福祉費*2|生活保護費*3|衛生費土木費警察費消防費教育費社会教育費災害復旧費公立小学校費*4|公立中学校費*5|公立高等学校費*5|特別支援学校費*6|幼稚園費*4
*1:65歳以上人口1人当たり、*2:17歳以上人口1人当たり、*3:被保護実人員1人当たり、*4:児童1人当たり、*5:生徒1人当たり、*6:児童・生徒1人当たり
統計でみる都道府県のすがた2018/C経済基盤/総務省

上位都市の詳細な説明

1位: 岡山県 (農林水産業費割合: 14.88%)

岡山県は、農林水産業費割合が14.88%と全国で最も高い値を示しています。この数値は全国平均を大きく上回り、岡山県内における農業や林業、水産業への支援が非常に強化されていることを示しています。

2位: 北海道 (農林水産業費割合: 9.11%)

北海道は9.11%で全国第2位を記録しています。広大な農地と豊富な水産資源を有する北海道は、これらの産業に対する投資が特に重要視されています。

3位: 鹿児島県 (農林水産業費割合: 9.11%)

鹿児島県も9.11%で全国第3位です。農業や畜産業が盛んな地域であり、これらの産業の発展に注力しています。

農林水産業費割合の分布と地域ごとの特徴

農林水産業費割合が高い都道府県は、主に農業や水産業が経済の中心となっている地域に多く見られます。これらの地域では、農業の振興や水産資源の保護が重要課題となっており、それが歳出に占める割合にも表れています。

一方で、農林水産業費割合が低い都道府県は、都市部や産業集中地域に見られます。これらの地域では、農業や水産業以外の産業に予算が割り当てられていることが要因と考えられます。

まとめと将来の見通し

2015年度の農林水産業費割合ランキングを通じて、各都道府県における農業、林業、水産業の重要性が明らかになりました。特に岡山県や北海道、鹿児島県といった地域では、農林水産業費への支出が高いことが特徴です。

今後も、全国的に農業の振興や水産資源の保護が重要性を増す中で、各自治体はこれらの分野への対応を一層強化する必要があります。特に、農業や水産業が地域経済の基盤となっている地域では、持続可能な産業政策の実施が求められるでしょう。


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