2015年度(平成27年度)都道府県別衛生費割合(対歳出決算総額)ランキング

衛生費は、公衆衛生や医療、環境保護に関わる支出を指します。
この割合が高いほど、地方自治体が公衆衛生や医療サービス、環境保護に力を入れていることを示しています。この記事では、2015年度(平成27年度)の都道府県別衛生費割合ランキングを詳しく解説し、各都道府県の公衆衛生政策の状況について考察します。
ランキング基準の説明
衛生費割合は、地方自治体の歳出決算総額に占める衛生費の比率を示しています。全国平均は3.49%で、これを基準に各都道府県の衛生費割合が比較されました。
2015年度(平成27年度)の都道府県別衛生費割合(対歳出決算総額)ランキング
ランキング | 都道府県名 | 指標値(%) |
---|---|---|
– | 全国 | 3.49 |
1 | 奈良県 | 6.08 |
2 | 徳島県 | 5.49 |
3 | 香川県 | 5.41 |
4 | 岩手県 | 5.38 |
5 | 宮城県 | 5.34 |
6 | 栃木県 | 5.00 |
7 | 広島県 | 4.75 |
8 | 熊本県 | 4.75 |
9 | 愛媛県 | 4.58 |
10 | 山形県 | 4.52 |
11 | 静岡県 | 4.29 |
12 | 佐賀県 | 4.17 |
13 | 滋賀県 | 4.05 |
14 | 千葉県 | 4.02 |
15 | 島根県 | 3.99 |
16 | 鳥取県 | 3.91 |
17 | 高知県 | 3.91 |
18 | 新潟県 | 3.80 |
19 | 三重県 | 3.70 |
20 | 東京都 | 3.67 |
21 | 山口県 | 3.55 |
22 | 沖縄県 | 3.55 |
23 | 鹿児島県 | 3.52 |
24 | 石川県 | 3.51 |
25 | 福島県 | 3.49 |
26 | 茨城県 | 3.48 |
27 | 山梨県 | 3.46 |
28 | 青森県 | 3.45 |
29 | 岐阜県 | 3.36 |
30 | 長崎県 | 3.27 |
31 | 群馬県 | 3.25 |
32 | 埼玉県 | 3.15 |
33 | 富山県 | 3.11 |
34 | 福井県 | 3.05 |
35 | 福岡県 | 3.05 |
36 | 長野県 | 3.04 |
37 | 北海道 | 2.97 |
38 | 秋田県 | 2.86 |
39 | 宮崎県 | 2.84 |
40 | 神奈川県 | 2.76 |
41 | 京都府 | 2.57 |
42 | 和歌山県 | 2.56 |
43 | 岡山県 | 2.56 |
44 | 兵庫県 | 2.55 |
45 | 大分県 | 2.47 |
46 | 愛知県 | 2.32 |
47 | 大阪府 | 2.32 |
あわせて確認!その他関連ランキング
次のリンクから確認できます。
都道府県別 2015年度(H27年度) | 財政力指数|実質収支比率|地方債現在高の割合|別経常収支比率|自主財源の割合|一般財源の割合|投資的経費の割合|地方税割合|地方交付税割合|国庫支出金割合|住民税(人口1人当たり)|固定資産税(人口1人当たり)|課税対象所得(納税義務者1人当たり) |
上記同様 (対歳出決算総額) | 民生費割合|社会福祉費割合|老人福祉費割合|児童福祉費割合|生活保護費割合|衛生費割合|労働費割合|農林水産業費割合|商工費割合|土木費割合|警察費割合|消防費割合|教育費割合|災害復旧費割合|人件費割合|扶助費割合|普通建設事業費割合 |
上記同様 (人口1人当たり) | 歳出決算総額|民生費|社会福祉費|老人福祉費*1|児童福祉費*2|生活保護費*3|衛生費|土木費|警察費|消防費|教育費|社会教育費|災害復旧費|公立小学校費*4|公立中学校費*5|公立高等学校費*5|特別支援学校費*6|幼稚園費*4 *1:65歳以上人口1人当たり、*2:17歳以上人口1人当たり、*3:被保護実人員1人当たり、*4:児童1人当たり、*5:生徒1人当たり、*6:児童・生徒1人当たり |
上位都市の詳細な説明
1位: 奈良県 (衛生費割合: 6.08%)
奈良県は、衛生費割合が6.08%と全国で最も高い値を示しています。奈良県は観光都市であるため、環境保護や公衆衛生に特に力を入れていると考えられます。
2位: 徳島県 (衛生費割合: 5.49%)
徳島県は5.49%で全国第2位を記録しています。自然豊かな環境を持つ地域として、環境保護や医療サービスの充実に努めていることが伺えます。
3位: 香川県 (衛生費割合: 5.41%)
香川県は5.41%で全国第3位です。小さな県であるものの、公衆衛生や環境保護に対する取り組みが強く、衛生費への支出が高い水準を維持しています。
衛生費割合の分布と地域ごとの特徴
衛生費割合が高い都道府県は、観光地や自然豊かな地域に多く見られます。これらの地域では、環境保護や公衆衛生の維持が重視されており、それが歳出に占める割合にも表れています。
一方で、衛生費割合が低い都道府県は、都市部や産業集中地域に見られます。これらの地域では、他の分野に予算が割り当てられていることが要因と考えられます。
まとめと将来の見通し
2015年度の衛生費割合ランキングを通じて、各都道府県が公衆衛生や環境保護にどの程度力を入れているかが明らかになりました。特に奈良県や徳島県、香川県といった地域では、衛生費への支出が高いことが特徴です。
今後も、全国的に公衆衛生や環境保護の重要性が高まる中で、各自治体はこれらの分野への対応を一層強化する必要があります。特に、観光地や自然環境が豊かな地域では、持続可能な環境政策の実施が求められるでしょう。