2016年度の都道府県別国内銀行預金残高ランキング|東京都が圧倒的なトップ

2016年度(平成28年度)の都道府県別国内銀行預金残高ランキングが発表され、東京都が全国トップとなりました。
全国平均は587.2万円ですが、東京都では1,867.7万円と、全国平均を大きく上回る結果となりました。これは、東京都が日本の金融と経済活動の中心であり、預金が集中していることを示しています。
2016年度の都道府県別国内銀行預金残高ランキング
総務省「統計でみる都道府県のすがた2018」調査から抽出し、ランキング形式に取りまとめました。
2016年度(平成28年度)の国内銀行預金残高(人口1人当たり)の都道府県別ランキング表
ランキング | 都道府県名 | 預金残高(万円) |
---|---|---|
– | 全国 | 587.2 |
1 | 東京都 | 1,867.7 |
2 | 大阪府 | 728.6 |
3 | 徳島県 | 597.6 |
4 | 香川県 | 540.3 |
5 | 富山県 | 498.4 |
6 | 愛媛県 | 496.5 |
7 | 愛知県 | 492.9 |
8 | 京都府 | 477.9 |
9 | 奈良県 | 477.6 |
10 | 千葉県 | 451.7 |
11 | 宮城県 | 449.6 |
12 | 広島県 | 444.6 |
13 | 神奈川県 | 441.7 |
14 | 山口県 | 436.4 |
15 | 福岡県 | 435.1 |
16 | 三重県 | 431.1 |
17 | 和歌山県 | 417.2 |
18 | 石川県 | 415.5 |
19 | 岡山県 | 411.8 |
20 | 兵庫県 | 409.6 |
21 | 鳥取県 | 407.7 |
22 | 福井県 | 404.5 |
23 | 福島県 | 401.3 |
24 | 埼玉県 | 399.2 |
25 | 静岡県 | 397.3 |
26 | 栃木県 | 394.1 |
27 | 滋賀県 | 388.8 |
28 | 茨城県 | 386.2 |
29 | 新潟県 | 378.9 |
30 | 群馬県 | 378.0 |
31 | 岩手県 | 377.1 |
32 | 山形県 | 370.5 |
33 | 岐阜県 | 366.3 |
34 | 高知県 | 364.5 |
35 | 長野県 | 357.2 |
36 | 長崎県 | 356.9 |
37 | 秋田県 | 352.1 |
38 | 熊本県 | 352.1 |
39 | 山梨県 | 341.2 |
40 | 島根県 | 339.5 |
41 | 大分県 | 322.4 |
42 | 青森県 | 314.7 |
43 | 沖縄県 | 314.4 |
44 | 佐賀県 | 293.4 |
45 | 北海道 | 292.6 |
46 | 宮崎県 | 283.2 |
47 | 鹿児島県 | 275.8 |
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ランキングの基準について
このランキングは、各都道府県における人口1人当たりの国内銀行預金残高を示しています。預金残高が高いほど、その地域の経済力や富の集中度が高いことを示しています。特に東京都は、多くの大企業の本社が集まり、高所得者層が多いことから、預金残高が他県を圧倒しています。
トップ5の都道府県
東京都が1,867.7万円で1位を獲得したほか、大阪府(728.6万円)、徳島県(597.6万円)、香川県(540.3万円)、富山県(498.4万円)がトップ5にランクインしました。大阪府は、東京都に次ぐ日本第二の経済都市であり、商業活動が非常に活発です。また、徳島県や香川県、富山県などの地方都市が上位にランクインしていることは、地域の経済的安定性や貯蓄志向の強さを反映していると考えられます。
中央付近のランキング
ランキングの中央には、静岡県(397.3万円)、栃木県(394.1万円)、滋賀県(388.8万円)、茨城県(386.2万円)、新潟県(378.9万円)などが位置しています。これらの県では、比較的安定した経済基盤を持ち、預金残高も全国平均に近い数値を示しています。
下位ランキングとその背景
ランキングの下位には、佐賀県(293.4万円)、北海道(292.6万円)、宮崎県(283.2万円)、鹿児島県(275.8万円)が位置しています。特に鹿児島県は全国で最も低い預金残高となっています。これらの地域では、経済活動が他の主要都市に比べて少ないことや、所得水準が相対的に低いことが影響していると考えられます。
今後の展望
国内銀行預金残高は、地域ごとの経済力や貯蓄傾向を示す重要な指標です。上位にランクインした地域では、引き続き経済活動の活性化や所得の向上が期待されます。一方で、下位に位置する地域では、経済基盤の強化や地域振興が求められます。また、預金残高の格差を解消するための政策や支援策が重要となるでしょう。
まとめ
2016年度の都道府県別国内銀行預金残高ランキングを通じて、日本各地の経済力や富の集中度が明らかになりました。特に東京都や大阪府、徳島県などでは預金残高が高く、経済的に安定した地域であることが示されています。一方で、鹿児島県や宮崎県では低い預金残高が見られ、地域経済の課題が浮き彫りになっています。今後も、地域ごとの特性を活かしつつ、経済力の底上げを目指す取り組みが重要です。