2015年度の都道府県別製造品出荷額(1事業所当たり)ランキング：山口県が全国トップ
2015年度（平成27年度）の都道府県別製造品出荷額ランキングが発表され、山口県が全国トップとなりました。
全国平均は1,439.0百万円ですが、山口県では3,229.1百万円と、全国平均を大きく上回る結果となりました。これは、山口県の製造業が高い生産力を持ち、地域経済において重要な役割を果たしていることを示しています。
2015年度の都道府県別製造品出荷額ランキング
総務省「統計でみる都道府県のすがた2018」調査から抽出し、ランキング形式に取りまとめました。
2015年度（平成27年度）の製造品出荷額等（1事業所当たり）の都道府県別ランキング表
| ランキング | 都道府県名 | 製造品出荷額（百万円） |
|---|---|---|
| – | 全国 | 1,439.0 |
| 1 | 山口県 | 3,229.1 |
| 2 | 三重県 | 2,677.8 |
| 3 | 愛知県 | 2,614.7 |
| 4 | 大分県 | 2,564.4 |
| 5 | 滋賀県 | 2,367.3 |
| 6 | 千葉県 | 2,282.3 |
| 7 | 岡山県 | 2,113.6 |
| 8 | 神奈川県 | 2,071.0 |
| 9 | 茨城県 | 2,062.6 |
| 10 | 栃木県 | 1,867.6 |
| 11 | 広島県 | 1,827.0 |
| 12 | 兵庫県 | 1,710.1 |
| 13 | 愛媛県 | 1,658.6 |
| 14 | 群馬県 | 1,615.0 |
| 15 | 静岡県 | 1,560.4 |
| 16 | 福岡県 | 1,493.2 |
| 17 | 宮城県 | 1,372.0 |
| 18 | 和歌山県 | 1,310.2 |
| 19 | 徳島県 | 1,272.3 |
| 20 | 富山県 | 1,270.1 |
| 21 | 福島県 | 1,237.9 |
| 22 | 熊本県 | 1,221.9 |
| 23 | 香川県 | 1,188.2 |
| 24 | 佐賀県 | 1,188.1 |
| 25 | 山梨県 | 1,159.9 |
| 26 | 北海道 | 1,126.7 |
| 27 | 青森県 | 1,100.4 |
| 28 | 京都府 | 1,084.8 |
| 29 | 長野県 | 1,057.1 |
| 30 | 岩手県 | 1,037.7 |
| 31 | 宮崎県 | 1,022.0 |
| 32 | 埼玉県 | 1,007.4 |
| 33 | 山形県 | 958.3 |
| 34 | 大阪府 | 889.1 |
| 35 | 島根県 | 865.0 |
| 36 | 石川県 | 858.5 |
| 37 | 鹿児島県 | 848.0 |
| 38 | 岐阜県 | 836.6 |
| 39 | 長崎県 | 826.9 |
| 40 | 新潟県 | 823.4 |
| 41 | 奈良県 | 817.5 |
| 42 | 福井県 | 793.5 |
| 43 | 鳥取県 | 790.5 |
| 44 | 秋田県 | 655.0 |
| 45 | 東京都 | 622.2 |
| 46 | 高知県 | 476.1 |
| 47 | 沖縄県 | 439.1 |
あわせて確認！その他関連ランキング
次のリンクから確認できます。
https://trend-navi0000.com/post-2099/ランキングの基準について
このランキングは、各都道府県における1事業所当たりの製造品出荷額を示しています。製造品出荷額が高いほど、その地域の製造業が高い生産性を持ち、効率的に運営されていることを示唆します。特に山口県は、化学工業や石油精製業が盛んであり、これが高い出荷額に貢献しています。
トップ5の都道府県
山口県が3,229.1百万円で1位を獲得したほか、三重県（2,677.8百万円）、愛知県（2,614.7百万円）、大分県（2,564.4百万円）、滋賀県（2,367.3百万円）がトップ5にランクインしました。これらの地域は、製造業が地域経済の中心を担っており、特に愛知県は日本の自動車産業の一大拠点であり、トヨタ自動車をはじめとする多くの企業が集積しています。
中央付近のランキング
ランキングの中央には、宮城県（1,372.0百万円）、和歌山県（1,310.2百万円）、徳島県（1,272.3百万円）、富山県（1,270.1百万円）、福島県（1,237.9百万円）などが位置しています。これらの県では、製造業が地域経済において重要な位置を占めており、特に富山県や福島県は伝統的な製造業と新しい産業が共存しています。
下位ランキングとその背景
ランキングの下位には、奈良県（817.5百万円）、福井県（793.5百万円）、鳥取県（790.5百万円）、秋田県（655.0百万円）、東京都（622.2百万円）、高知県（476.1百万円）、沖縄県（439.1百万円）が位置しています。特に沖縄県は全国で最も低い出荷額となっています。これらの地域では、製造業の比重が低く、観光業や農業が主要産業であることが背景にあります。また、東京都も製造業よりもサービス業が主流であるため、製造品出荷額は比較的低くなっています。
今後の展望
製造品出荷額は、地域の産業構造や経済力を反映する重要な指標です。上位にランクインした地域では、引き続き技術革新や生産効率の向上が期待されます。一方で、下位に位置する地域では、製造業の強化や新たな産業の誘致が求められます。また、地域ごとの特性を活かした産業振興策が、地域経済の活性化に寄与するでしょう。
まとめ
2015年度の都道府県別製造品出荷額ランキングを通じて、日本各地の製造業の生産力が明らかになりました。特に山口県や三重県、愛知県などでは製造業が経済の中核を担っており、高い生産性を誇っています。一方で、沖縄県や高知県では製造業の比重が低く、地域の経済構造が異なることが示されています。今後も地域ごとの特性を活かしつつ、持続可能な産業発展を目指す取り組みが重要です。