2016年度の都道府県別耕地面積ランキング|北海道が全国トップ

2016年度(平成28年度)の都道府県別耕地面積ランキングが発表され、北海道が圧倒的なトップに立ちました。
全国平均は20,746.3m²ですが、北海道では257,916.4m²と、全国平均を大きく上回る広大な耕地面積を誇っています。これは、北海道が日本最大の農業生産地域であることを反映しています。
2015年度の都道府県別土地生産性ランキング
総務省「統計でみる都道府県のすがた2018」調査から抽出し、ランキング形式に取りまとめました。
2016年度(平成28年度)の耕地面積(農家1戸当たり)の都道府県別ランキング表
ランキング | 都道府県名 | 耕地面積(m²) |
---|---|---|
– | 全国 | 20,746.3 |
1 | 北海道 | 257,916.4 |
2 | 青森県 | 34,010.0 |
3 | 秋田県 | 30,378.4 |
4 | 山形県 | 25,830.7 |
5 | 富山県 | 24,665.9 |
6 | 宮城県 | 24,546.3 |
7 | 佐賀県 | 23,873.3 |
8 | 岩手県 | 22,814.3 |
9 | 栃木県 | 22,400.2 |
10 | 新潟県 | 21,834.7 |
11 | 千葉県 | 20,164.1 |
12 | 石川県 | 19,822.6 |
13 | 茨城県 | 19,297.9 |
14 | 熊本県 | 19,173.5 |
15 | 沖縄県 | 19,046.7 |
16 | 福島県 | 19,007.7 |
17 | 鹿児島県 | 18,829.3 |
18 | 滋賀県 | 18,056.5 |
19 | 福井県 | 17,707.2 |
20 | 宮崎県 | 17,591.3 |
21 | 福岡県 | 15,919.1 |
22 | 大分県 | 14,211.5 |
23 | 長崎県 | 14,200.3 |
24 | 群馬県 | 14,156.2 |
25 | 三重県 | 13,955.9 |
26 | 山口県 | 13,533.3 |
27 | 鳥取県 | 12,521.2 |
28 | 埼玉県 | 11,810.9 |
29 | 愛媛県 | 11,810.1 |
30 | 和歌山県 | 11,207.2 |
31 | 島根県 | 11,100.2 |
32 | 静岡県 | 10,983.3 |
33 | 高知県 | 10,968.6 |
34 | 岡山県 | 10,528.5 |
35 | 愛知県 | 10,334.1 |
36 | 長野県 | 10,309.4 |
37 | 京都府 | 10,025.1 |
38 | 広島県 | 9,810.7 |
39 | 徳島県 | 9,588.2 |
40 | 岐阜県 | 9,327.2 |
41 | 兵庫県 | 9,175.1 |
42 | 香川県 | 8,759.2 |
43 | 奈良県 | 8,361.3 |
44 | 神奈川県 | 7,901.6 |
45 | 山梨県 | 7,374.9 |
46 | 東京都 | 6,237.7 |
47 | 大阪府 | 5,462.2 |
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ランキングの基準について
このランキングは、各都道府県における農家1戸当たりの耕地面積を示しています。耕地面積が広いほど、その地域の農業が大規模であることや、農地の集約が進んでいることを示唆します。特に北海道のような広大な地域では、大規模農業が盛んであり、機械化が進んでいることが特徴です。
トップ5の都道府県
北海道が257,916.4m²で1位を獲得したほか、青森県(34,010.0m²)、秋田県(30,378.4m²)、山形県(25,830.7m²)、富山県(24,665.9m²)がトップ5にランクインしました。これらの地域は、いずれも広大な農地を持ち、大規模な稲作や畑作が行われています。特に、青森県や秋田県、山形県は東北地方の代表的な農業地域であり、日本の食糧供給に重要な役割を果たしています。
中央付近のランキング
ランキングの中央には、福岡県(15,919.1m²)、大分県(14,211.5m²)、長崎県(14,200.3m²)、群馬県(14,156.2m²)、三重県(13,955.9m²)などが位置しています。これらの県では、農業が地域経済において重要な位置を占めており、特に福岡県や大分県は九州地方の農業の中核を担っています。
下位ランキングとその背景
ランキングの下位には、奈良県(8,361.3m²)、神奈川県(7,901.6m²)、山梨県(7,374.9m²)、東京都(6,237.7m²)、大阪府(5,462.2m²)が位置しています。特に大阪府は全国で最も低い耕地面積を持つ地域です。これらの地域では、都市化が進んでおり、農地が縮小していることが背景にあります。また、都市部に近い神奈川県や東京都でも、農業よりも商業や工業が発展しているため、耕地面積が限られています。
今後の展望
耕地面積は、農業の規模や生産力を示す重要な指標の一つです。特に広大な農地を持つ地域では、効率的な農業経営と技術革新がさらなる発展の鍵となります。一方で、都市部においては、限られた耕地面積を有効活用するために、都市型農業や高付加価値の農産物生産が求められるでしょう。また、耕地の維持と農業の継続が地域活性化に直結するため、農業政策の充実が今後も重要なテーマとなります。
まとめ
2016年度の都道府県別耕地面積ランキングを通じて、日本各地の農業規模の違いが明らかになりました。北海道や東北地方では広大な耕地が特徴であり、大規模農業が展開されています。一方で、都市部では耕地が限られていますが、これを補う新しい農業形態が求められています。今後も地域ごとの特性を活かしつつ、持続可能な農業を目指す取り組みが重要です。