2014年度の都道府県別従業員300人以上の事業所割合ランキング|東京都が全国トップ

2014年度(平成26年度)の都道府県別従業員300人以上の事業所割合ランキングが発表され、東京都が全国トップに立ちました。
全国平均は0.22%ですが、東京都ではその約2倍となる0.47%を記録しています。これは、東京が大規模企業の拠点として重要な役割を果たしていることを示しています。
2014年度の都道府県別従業員300人以上の事業所割合ランキング
総務省「統計でみる都道府県のすがた2018」調査から抽出し、ランキング形式に取りまとめました。
2014年度(平成26年度)の従業員300人以上の事業所割合(対民営事業所数)の都道府県別ランキング表
ランキング | 都道府県名 | 従業員300人以上の事業所割合 (%) |
---|---|---|
– | 全国 | 0.22 |
1 | 東京都 | 0.47 |
2 | 神奈川県 | 0.28 |
3 | 愛知県 | 0.26 |
4 | 大阪府 | 0.26 |
5 | 滋賀県 | 0.24 |
6 | 京都府 | 0.22 |
7 | 千葉県 | 0.21 |
8 | 茨城県 | 0.20 |
9 | 埼玉県 | 0.20 |
10 | 三重県 | 0.20 |
11 | 兵庫県 | 0.20 |
12 | 栃木県 | 0.19 |
13 | 群馬県 | 0.19 |
14 | 静岡県 | 0.19 |
15 | 福岡県 | 0.19 |
16 | 宮城県 | 0.18 |
17 | 広島県 | 0.18 |
18 | 富山県 | 0.17 |
19 | 奈良県 | 0.17 |
20 | 岡山県 | 0.17 |
21 | 山口県 | 0.17 |
22 | 北海道 | 0.16 |
23 | 福島県 | 0.15 |
24 | 石川県 | 0.15 |
25 | 長野県 | 0.15 |
26 | 熊本県 | 0.15 |
27 | 新潟県 | 0.14 |
28 | 山梨県 | 0.14 |
29 | 鳥取県 | 0.14 |
30 | 徳島県 | 0.14 |
31 | 香川県 | 0.14 |
32 | 佐賀県 | 0.14 |
33 | 長崎県 | 0.14 |
34 | 沖縄県 | 0.14 |
35 | 岐阜県 | 0.13 |
36 | 愛媛県 | 0.13 |
37 | 岩手県 | 0.12 |
38 | 福井県 | 0.12 |
39 | 大分県 | 0.12 |
40 | 宮崎県 | 0.12 |
41 | 鹿児島県 | 0.12 |
42 | 山形県 | 0.11 |
43 | 島根県 | 0.11 |
44 | 青森県 | 0.10 |
45 | 秋田県 | 0.10 |
46 | 和歌山県 | 0.09 |
47 | 高知県 | 0.08 |
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ランキングの基準について
このランキングは、各都道府県における従業員300人以上の大規模事業所が、全民営事業所数に占める割合に基づいています。従業員300人以上の事業所は、規模としては大企業に位置づけられ、製造業、サービス業、金融業などの多くの業種で地域経済における主要な雇用を担っています。この構成比が高い地域は、大規模企業が地域経済において中心的な役割を果たしていることを示しています。
トップ5の都道府県
東京都が0.47%で1位を獲得したほか、神奈川県(0.28%)、愛知県(0.26%)、大阪府(0.26%)、滋賀県(0.24%)がトップ5にランクインしました。これらの地域は、日本を代表する大企業の本社や重要な拠点が集中しており、国内外からの投資が多く集まるエリアです。特に、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府は日本の経済の中心地として、企業活動が非常に活発です。
中央付近のランキング
ランキングの中央には、宮城県(0.18%)、広島県(0.18%)、富山県(0.17%)、奈良県(0.17%)、岡山県(0.17%)などが位置しています。これらの県では、特定の産業が集中している場合が多く、大規模企業の存在が地域経済の重要な柱となっていることがうかがえます。
下位ランキングとその背景
ランキングの下位には、高知県(0.08%)、和歌山県(0.09%)、秋田県(0.10%)などが位置しています。特に高知県は、全国で最も低い割合を示しています。これらの地域では、人口の少なさや地理的要因が大規模企業の進出を制限している可能性があります。また、これらの県は中小企業が地域経済を支えていることが特徴です。
今後の展望
大規模企業は、地域経済の成長と安定に大きく寄与する存在であり、その誘致と支援が地方自治体にとって重要な課題となります。特に、人口減少が進む地方においては、雇用を創出し、地域の活性化を図るために、大規模企業の誘致や中小企業の成長を促進する政策が求められます。また、ランキング下位の地域では、地域特性を生かした産業の集積を進めることが今後の課題となるでしょう。
まとめ
2014年度の都道府県別従業員300人以上の事業所割合ランキングを通じて、日本各地における大規模企業の分布状況が明らかになりました。特に、東京都や神奈川県、愛知県、大阪府といった大都市圏では、大規模企業が地域経済の中核を担っている一方で、地方ではその割合が低い傾向があります。地方経済の活性化を図るためには、大規模企業の誘致や地域特性に応じた産業振興が今後の重要なテーマとなるでしょう。