「刑法犯」検挙率都道府県別ランキング|2013年(平成25年)|警察庁

2024年8月10日統計データから読む,警察庁統計

犯罪統計規則に基づき、全国の都道府県警察から報告された資料により作成されたものを抜粋しました。

犯罪統計は、犯罪を数量的に観察することによって社会の治安情勢を客観的にとらえようとするものであり、刑法犯の認知状況や検挙状況、特別法犯の検挙状況等を把握して、各種警察活動に役立てられます。

データ元は警察庁統計情報です。

都道府県別・刑法犯総数、検挙率ランキング

各種犯罪統計からランキング形式に取りまとめました。

2013年(平成25年)都道府県別刑法犯総数、検挙率ランキング

2013年(H25) 警察庁調査

あわせて確認!犯罪種別ごとの検挙率ランキングは次のとおり

次のリンクから確認できます。

2023年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2023年
窃盗犯・検挙率ランキング
2023年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
2013年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2013年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
犯罪種別ごとの検挙率ランキング

上位都市の詳細な説明

大阪府

  • 刑法犯認知件数: 151,413件
  • 検挙件数: 26,649件
  • 検挙率: 17.6%

大阪府は全国で最も多くの刑法犯認知件数を記録していますが、検挙率は17.6%と低めです。これには、都市部特有の犯罪発生率の高さや警察力の分散が影響していると考えられます。人口密度が高く、経済活動が活発な地域での犯罪が多発するため、警察の対応が追いつかない状況が見受けられます。今後、犯罪抑止のためのさらなる対策が求められます。

京都府

  • 刑法犯認知件数: 31,944件
  • 検挙件数: 7,170件
  • 検挙率: 22.4%

京都府では、刑法犯認知件数が31,944件と多く報告されていますが、検挙率は22.4%と大阪府よりもやや高い水準です。観光地としての特性もあり、訪れる人々の多さが犯罪発生に影響していると考えられます。警察の取り締まりの強化とともに、観光客に対する安全対策も重要です。

千葉県

  • 刑法犯認知件数: 77,904件
  • 検挙件数: 18,351件
  • 検挙率: 23.6%

千葉県は、刑法犯認知件数が77,904件と多く、検挙率は23.6%です。東京に隣接する地域であり、ベッドタウンとしての特性から、都市近郊の犯罪も多発しています。交通の利便性が高い反面、犯罪者の移動が容易であるため、警察の対応が必要とされます。今後も継続的な犯罪予防対策が求められます。

カテゴリ別のランキング

検挙率の高い都道府県

  1. 鳥取県: 64.0%
  2. 秋田県: 57.4%
  3. 島根県: 55.9%

検挙率の低い都道府県

  1. 大阪府: 17.6%
  2. 京都府: 22.4%
  3. 千葉県: 23.6%

まとめ

2013年の日本における刑法犯総数と検挙率のデータは、都市部と地方で大きな違いが見られました。都市部では犯罪発生率が高く、警察力の強化が急務である一方、地方では高い検挙率を維持しつつ、さらなる予防教育が必要です。

他国と比較しても、日本の特徴的な犯罪傾向と検挙率が明らかになり、今後の対策に活かせる知見が得られました。今後もデータを活用し、より安全な社会の実現を目指していくことが重要です。特に都市部では、テクノロジーの活用や地域コミュニティとの連携を強化することで、犯罪発生の抑制と検挙率の向上が期待されます。

参考サイト