「重要犯罪・窃盗犯」検挙率都道府県別ランキング|2023年(令和5年)|警察庁

2024年8月10日統計データから読む,警察庁統計

犯罪統計規則に基づき、全国の都道府県警察から報告された資料により作成されたものを抜粋しました。

犯罪統計は、犯罪を数量的に観察することによって社会の治安情勢を客観的にとらえようとするものであり、刑法犯の認知状況や検挙状況、特別法犯の検挙状況等を把握して、各種警察活動に役立てられます。

データ元は警察庁統計情報です。

都道府県別・重要犯罪・窃盗犯、検挙率ランキング

各種犯罪統計からランキング形式に取りまとめました。

2023年(令和5年)都道府県別重要犯罪・窃盗犯総数、検挙率ランキング

2023年(R5) 警察庁調査

あわせて確認!犯罪種別ごとの検挙率ランキングは次のとおり

次のリンクから確認できます。

2023年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2023年
窃盗犯・検挙率ランキング
2023年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
2013年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2013年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
犯罪種別ごとの検挙率ランキング

上位都市の詳細な説明

鹿児島県

  • 重要犯罪・窃盗犯認知件数: 175件
  • 検挙件数: 116件
  • 検挙率: 66.3%

鹿児島県は重要犯罪・重要窃盗犯の認知件数が175件と高く、検挙率は66.3%にとどまっています。この低い検挙率は、都市部以外の地域における警察力の限界を示しています。今後、地域社会と連携した犯罪抑止策の強化が求められます。

山梨県

  • 重要犯罪・窃盗犯認知件数: 42件
  • 検挙件数: 28件
  • 検挙率: 66.7%

山梨県では、重要犯罪・重要窃盗犯の認知件数が42件で、検挙率は66.7%です。認知件数が少ないにもかかわらず、検挙率が低いことは、警察力の不足や効果的な捜査手法の導入が課題であることを示しています。

徳島県

  • 重要犯罪・窃盗犯認知件数: 36件
  • 検挙件数: 25件
  • 検挙率: 69.4%

徳島県の認知件数は36件で、検挙率は69.4%です。この結果から、地方における警察の対応力の限界が見受けられます。今後の犯罪抑止には、警察力の強化と地域コミュニティとの連携が重要です。

カテゴリ別のランキング

検挙率の高い都道府県

  1. 岡山県: 100.6%
  2. 山口県: 100.0%
  3. 高知県: 100.0%

これらの地方県では、検挙率が100%を超えるケースも見られ、警察の迅速かつ確実な対応が行われていることがわかります。地域社会の協力も高い検挙率に寄与していると考えられます。

検挙率の低い都道府県

  1. 鹿児島県: 66.3%
  2. 山梨県: 66.7%
  3. 徳島県: 69.4%

検挙率の低い都道府県では、犯罪発生率に対して警察の対応が追いついていない状況が見受けられます。特に、都市部以外でも警察力の強化が求められます。

まとめ

2023年の日本における重要犯罪・重要窃盗犯総数と検挙率のデータは、都道府県ごとに大きな違いが見られました。特に、都市部では犯罪発生率が高く、警察力の強化が急務である一方、地方では高い検挙率を維持しつつ、さらなる予防教育が必要です。

他国と比較しても、日本の特徴的な犯罪傾向と検挙率が明らかになり、今後の対策に活かせる知見が得られました。今後もデータを活用し、より安全な社会の実現を目指していくことが重要です。特に都市部では、テクノロジーの活用や地域コミュニティとの連携を強化することで、犯罪発生の抑制と検挙率の向上が期待されます。

参考サイト