「刑法犯」検挙率都道府県別ランキング|2023年(令和5年)|警察庁

2024年8月10日統計データから読む,警察庁統計

犯罪統計規則に基づき、全国の都道府県警察から報告された資料により作成されたものを抜粋しました。

犯罪統計は、犯罪を数量的に観察することによって社会の治安情勢を客観的にとらえようとするものであり、刑法犯の認知状況や検挙状況、特別法犯の検挙状況等を把握して、各種警察活動に役立てられます。

データ元は警察庁統計情報です。

都道府県別・刑法犯総数、検挙率ランキング

各種犯罪統計からランキング形式に取りまとめました。

2023年(令和5年)都道府県別刑法犯総数、検挙率ランキング

2023年(R5) 警察庁調査

あわせて確認!犯罪種別ごとの検挙率ランキングは次のとおり

次のリンクから確認できます。

2023年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2023年
窃盗犯・検挙率ランキング
2023年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
2013年
刑法犯総数・検挙率ランキング
2013年
重要犯罪・窃盗検挙率ランキング
犯罪種別ごとの検挙率ランキング

上位都市の詳細な説明

  1. 大阪府 – 刑法犯認知件数: 80,148件、検挙件数: 21,402件、検挙率: 26.7%
    • 大阪府は全国で最も多くの刑法犯認知件数を記録していますが、検挙率は26.7%と低めです。これには都市部特有の犯罪発生率の高さが影響していると考えられます。
  2. 東京都 – 刑法犯認知件数: 89,098件、検挙件数: 31,149件、検挙率: 35%
    • 東京都は刑法犯認知件数で大阪府を上回っていますが、検挙率は35%と大阪府より高く、警察の取り締まりが効果的に行われていることがわかります。
  3. 愛知県 – 刑法犯認知件数: 46,832件、検挙件数: 15,582件、検挙率: 33.3%
    • 愛知県は中部地方で最も多くの犯罪が報告されています。検挙率は33.3%と平均的な数値ですが、さらなる犯罪予防対策が求められます。

カテゴリ別のランキング

検挙率の高い都道府県

島根県: 72.7%

秋田県: 67.9%

鳥取県: 67.6%

検挙率の低い都道府県

大阪府: 26.7%

栃木県: 29%

茨城県:30/1%

まとめ

2023年の日本における刑法犯総数と検挙率のデータは、都市部と地方で大きな違いが見られました。都市部では犯罪発生率が高く、警察力の強化が急務である一方、地方では高い検挙率を維持しつつ、さらなる予防教育が必要です。

他国と比較しても、日本の特徴的な犯罪傾向と検挙率が明らかになり、今後の対策に活かせる知見が得られました。今後もデータを活用し、より安全な社会の実現を目指していくことが重要です。

参考サイト