【サクッと解説】ADX(平均方向性指数)とは?|テクニカル分析|インジケーター|bitbank

今回はADX(平均方向性指数)というインジケーターを説明してきます。
仮想通貨を取引する際に「テクニカル分析」をすることって、多いですよね。
それぞれの分析値(指標)がどのようなものか知っておくことは重要で売買の判断の根拠にもなります。
簡単に分かるようにサクッと説明していくので、ぜひ最後まで見ていってくださいね。

bitbankのインジケーター
ADX(平均方向性指数)
を分かりやすく説明していくよ!
本記事に用いている画像などはすべてbitbank(ビットバンク)の仮想通貨取引所から抜粋しています。
bitbankは取引もしやすく、インジケーターも簡単に設置して使いやすいのが特徴です。
登録だけでもサクッとしてしまいましょう!
解説:ADX(平均方向性指数)
それでは早速見ていきます。
ADXは何を表す指標なのか?
ADX(平均方向性指数)〔Average Directional Movement Indexの略〕は、簡単にいうと、相場のトレンドの強さを見るための指標です。
ADXの向く先が上に変化した時が、上げトレンド(または下げトレンド)の開始となります。
このため、ADXの向く先が下に変化したからといって、下げトレンドを示すものではないという点で注意が必要です。
よくADXの指標は、DMI(方向性指数)〔Directional Movement Indexの略〕の指標と組み合わせることで、より相場の動きや強さを判断できます。
ADXの計算方法は?
ADXはDXの平均値であることを踏まえ、DXの計算方法をまず押さえます。
DX=(+DI)-(-DI)(絶対値)/(+DI)+(-DI)*100・・A
計算式にでてくる(+DI)と(-DI)は次のとおりです。
+DI=(14日間※の+DMの合計)/(n日TRの合計)*100
-DI=(14日間※の-DMの合計)/(n 日TRの合計)*100
※初期設定値
さらに計算式に出てくる(DX)と (TR)は次のとおりです。
DX=絶対値[+DI-(-DI)]/+DI+(-DI)*100
TR=(A)当日の高値-当日の安値、(B)当日の高値-前日の終値、(C)前日の終値-当日の安値
A or B or Cのうち、変動幅のもっとも大きい数値をTR(True Range)という。
計算が小難しいですが、一つひとつ順番に計算を読み解いていくとイメージしやすいです。
簡単にいうと、上昇トレンドと下降トレンドのシグナル(DI)からそのトレンドの強弱を表すラインを引いたのがADXです。
今チャートの上げ下げの傾きにどれほど強いトレンドが伴っているか測る判断材料となります。
ADXだけでなく、他のインジケーターと並列表記して分析するのが良さそうですね。
使い方としては、今動いているトレンドのピークアウトを探る判断材料とするなどに使えそうですね。
図解入りでADXを見ていきます!
最近のbitcoinのチャートから見ていきます。
次のチャートは、2022年6月19日のビットコインの4時間チャートです。
これに写真下にADX(平均方向性指数)のインジケーターを表示させています。

上図を見ると、黄色く囲ったエリアでADXが急上昇しています。
同時に上のチャートでは大きく値動きを下げています。
さらに、ADXの値が高い位置で推移しているということで、チャートの下目線のトレンドが強く、継続されている状況が続いています。
ADXが落ち着いてくるまでは、厳しい下げが続くかもしれないということが分析できます。
それにしてもビットコインの急降下が激しいですね。
下げ止まるのはいつになることか。
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