非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術|齋藤太郎著【レビュー】道に迷った40代が読む本

40代になると、色々と人生のことを考えるフェーズに入る。
何かはじめなきゃ、とか。
このままでいいのか、とか。
そんなことばかりを考える時期。
私もそう。
私はその答えを本に求めてきた。
あがいて、もがいて一皮剥けて人生をイージーにするために沢山の本を読む。
その中でも特によき本に出会ったので紹介したい。
普段仕事の中で迷子になった時に手に取るべき本に出会った!

改めて本著を紹介していきたい。
多くの人が見聞きしたことのあるフレーズ
「ハイボールはじめました。」
や、
「角ハイボールがお好きでしょ。」
や、
「私は氷。あなたはウイスキー。」
サントリーウイスキーのキャッチ
このキャッチフレーズは、ある一定の年代の人にはとても馴染み深いものですね。
「小雪」から「菅野美穂」、そして「井川遥」へと旋風を巻き起こした事件といってもいい。
ある時を境にウイスキーはおじさんの飲み物として流行らなくなり、誰もが諦めていた時に、
新しい切り口、まさにクリエイティブな仕事により、「とりあえず生!」から「とりあえずハイボール」に変えてやろうという流行りを生み出した人物「齋藤太郎」氏が書き下ろした、課題解決術。
迷子の私が求めていたものはこの本だったのです。
自分に誇り(自信)持って生きていくことの勇気を与えてくれる!
実際、私たちは普段の生活をのんべんだらりと送り、それで良いのかと
自問自答をし続けています。
そして、答えが出なくてまた怠ける。
このようなループを辿っています。
でも私は、もがきたい一心で本を読みました。
本著は、なにもクリエイティブな仕事をしている人だけが読む本ではないです。
もちろん私もそのような仕事をしていません。
ある種全ての職種の方が読んで、なるほどと思えるビジネス書です。
目からウロコ。
それもそのはずで、仕事において「課題」はいつもそのへんに転がっているし、その課題を解決することが業務を前に進めるの方法でもありますからね。
本著では課題にどのように向き合うのが自分や相手(クライアントなど)にとってもよいか、触れられています。
自分をしっかりと見つめ、許容し、曲げないところはまげない、心のもちようを指南してくれます。
とにかく読みやすい!難しい言葉を使わずにすらすら読める!
小難しい言葉を引っ張り出してきて書かれている書物は理解できずに、読み切ったとしても何のことが書かれていたのか分からなくなることがよくありますよね。
なんとなく読んだ気になって、時間だけ潰してしまうやつです。
本著では意識してだと思いますが、筆者が平易な言葉で読み手が悩まないように気をつけてくれています。
このため、本当にスッと腹落ちします。
何日もかけてゆっくり読んでも、続きを読もうというモチベーションが保たれる、そんな本ですね。
本著を読んで何が得られるのか
私がなぜこの本を手に取ったかというと偶然の出会いでした。
「課題解決術」との文字が何気に気になったことが発端です。
私は最近、何か目に見えない課題が立ちはだかっていて、自分の行手を阻んでいると感じています。
その何かを見つけたくて、そして乗り越えたくて、本著を手に取ったのだと思います。
40代になり、今の仕事のまま退職に向かったので良いのか、新たな仕事を見つけるべきなのか、日々迷い悩んでいる私が、自分の思うままに生きるべきとの課題解決術を見出せた本です。
もしかしたら初めから頭の片隅に答えは見えていたのかもしれないけれど、そうだとしても間違いなく背中を押してくれる本であることに違いありません。
さまざまな角度から俯瞰的に現状を見るべきと教示いただいたと思います。
人生で少し迷子になっている方はぜひ読んでみてください。
ページ数は260ページと割とありますが、とても読みやすいためサクッと読めます。
そして満足感、納得感が強いです。